イスラエル国内における兵役拒否者は数百人に上ると言われるが、この5人はその活動を煽った主犯格として第六軍事刑務所に約13ヶ月間収監されている。先日軍事法廷は彼らにもう一年の服役を言い渡した。『兵役拒否』としては異例の長さだ。収監当初18歳だった彼らも刑務所で19歳の誕生日を迎え、このままだと20歳の誕生日も刑務所の中だ。
多くの兵役拒否者は精神異常を装って、刑務所に入ることなく兵役から逃れている。若者に同情的な精神科医は比較的簡単に精神異常、あるいは団体生活不適応の診断を下すらしいが、彼ら5人はあえてイスラエル軍に対して戦いを挑んだのだ。彼らの主張はこうだ。「国土防衛のためなら、喜んで軍務にも服する。しかしイスラエル軍が占領地においてパレスチナ人を虐待している限り、断固として兵役は拒否する」。イスラエル軍側はその主張が気に入らない。あらゆる武器、戦闘を拒否する“平和主義者”ならまだ理解もできるが、戦う条件を自分たちで決定する兵士などを認めるわけにはいかないらしい。確かにそれも一理ある。軍隊の兵士たちが、戦闘の条件を個々人で決め始めたら、軍隊は軍隊として機能しなくなる。その最たる例は軍事クーデターだろう。政府や国民の意思を無視して、兵士が政治的方向性を決定するのはまずいのかもしれない。
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