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2003年 1月27日 ガザ地区 『ベイトハヌンの戦闘より』サウンドメッセージ 1月21日よりガザで取材活動を始めています。到着当初は戦闘から離れてガザの日常的な生活をレポートしようと考えていましたが、イスラエル軍の当地に対する侵攻で予定を変更せざるを得なくなりました。 インターネット環境がエルサレム、テルアビブといった大都市と異なるため、発生した事件を数時間のうちにお届けすることはできませんが、この環境の中でベストを尽くしたいと考えています。 このレポートに添付された『サウンドメッセージ』は、1月24日にガザシティ近郊のベイトハヌンにイスラエル軍が侵攻した状況を録音したものです。(ステレオ録音されていますので出来ればヘッドフォンでお聞きください。) 私たち(アメリカ人ジャーナリストのケン、同じくアメリカ人の人権活動家〈ガザ現地では英語教師でもある〉デヴィッドと私)は、ガイドの大学生マフムードと共にその日の午後1時頃にベイトハヌンに訪れました。大通りをイスラエル軍の戦車、APC(装甲兵員輸送車)、装甲ブルドーザーが封鎖しており、パレスチナの子供たちが「アラーアクバル(神は偉大なり)!」と叫びながら戦車に石を持って突進し、イスラエル軍はそれに対し威嚇を含めた実弾発砲をしている状況です。
『録音1』は(完全な確認は取れていないが)戦車による砲撃だと考えられます。我々が身を潜めているビルは被弾しませんでしたが、ビルが揺れ、風圧を感じました。その後イスラエル軍の発砲を聞くことができます。
『録音2』はイスラエル軍の銃撃が激しくなり、隠れているビルから脱出を図ろうとした時にイスラエル軍から発砲を受けた時のものです。発砲後、地面に伏せて匍匐して元のビルに戻ったため、正気を取り戻して「Shit!(クソ!)」という罵声を発するまでにやや時間があります。 『録音2』中の会話 Ken :Do you wanna go?(行くか?) David :Go.(行こう) Ken :Where exactly are we going?(どっちへ?) David :We cross there(Main street), I think.(あそこ[大通り]を通り抜けるしかないかな) Ken :Just walk by?(歩いて抜けるの?) Mahmoud :Yeah,yeah,yeah.(そうだ。) Ken :OK. Right away, I am putting my camera away. So it doesn’t look like …I wouldn‘t hold like Kassem rocket.(カッサムロケットと間違えられると嫌だからカメラをとりあえずしまうよ。) (Apache helicopter’s engine sound)アパッチ攻撃ヘリの飛行音 Moriguchi :Are we gonna walk this way or one way more?(こっちから抜けるの、それとももう一本向こう?) David :…trees and out the other way.(街路樹のところを抜けていけばいいかも。) Ken :Or we ‘re wanna make left here and go down here.(左に曲がって抜ける手もある。) David :Down there. Down there.(それで行こう。) Moriguchi :That’s might be (a good idea).(悪い考えじゃないかもなあ) David :The other side is better because it behind the track. Ready? Let’s go now if you’re going to go! Are you ready?(向こう側の道路はトラックに隠れられるからまだましだろう。行けるか?行くんなら今だ。準備できた?) Ken :Masalama! Masalama!(“See you” in Arabic)(さよなら!さよなら!) (And we started crossing the street.) 我々は道路を渡り始める。 (Machinegun fire.)マシンガンの銃声 その後我々は這って道路を戻り、それを見ていた子供たちは大笑い。 Moriguchi :Shit! They shot at us! Oh shit! Oh shit! They shot at us! (くそ!撃ってきやがった!) 以上 これからもガザ・レポートは続きます。後日のレポート更新をお待ち下さい! ガザ地区 |
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